スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版- を見た

本当に今更なんだけど、まだ上映中やこれからのところもあることだから書いておきます。

一番感動的だったのは、一切余計な味付けはせず当日の雰囲気ごと詰め込んだような仕上がりになってたこと!
見辛い切り替えやアングルもなく、メンバーと、時には客席と野外ならではの海やら空やらも綺麗に残されてました。まだ肌寒い3月下旬に見に行ったのに、上映中はすっかり夏気分。空気感まで伝わってくるんですよほんとに!
DVD化はしないと明言されてますけど、映像としてよくできてるので本当にもったいない……。
さらには映像ならではの利点として、メンバーの表情や手元までアップで見られるのも良かった!
ハチミツでマサムネさんが歌詞を間違えちゃうとこがあるんですけど、そこもばっちりマサムネさん抜いててよかった!w
めちゃめちゃ焦ってて汗かいてました。
表情まで分かる距離にいられることもあまりないし、ライブじゃそういう細かい部分味わってる余裕ないですからね。
拍手もせずじっくり見ました(私の見た回はそういう空気ではなかった)が、これはこれで楽しかった。
そもそも私はスピッツのメンバーがどんな人たちかもこの日初めて認識したので、何もかも新鮮で!
ベースの田村さんがはちゃめちゃに動き回るのが面白かった。ほんとにふなっしーに似てるよ…w

夏っぽい曲の多いセットリストもまたいいんですよこれが!
渚とか、涙がキラリ☆とか、海のある風景と相まっていつも以上に爽やかでキラキラして感じる。
これは自己反省ですけど、今回やったレア曲?(月に帰るとかアパートとか夜を駆けるとか)がほとんど分かんなかった点…。
いい曲だったんですけどやっぱ知ってた方が喜びマシマシだったなあと。
まだ知らない曲の方が多いくらいだと思うので、これから知っていくとしましょう。

忘れちゃいけないのがエンドロール!
スピッツでエンドロールといえばあれです、エンドロールには早すぎる。
本編では歌われなかったものの、最後流れたときはニヤっとしちゃった。
これが驚くほどエンドロールに合うんですよ!
スクリーンから「映画でいうなら最後の場面」とか流れてくるだけでなんか面白いし、「潮の香りが~」とか本編とも若干マッチしていい〆でした。
最後に花火(結構な量を打ち上げててこれお金かかったろうなーと心配になった)からのこのエンドロールだから余韻がすごい。
このあたりもDVD化してほしい要因の一つ。映像作品としてすごく綺麗。

私が見に行ったのは実際のライブが行われた赤レンガパークのそばの横浜ブルク13ということで、終わったあとは赤レンガまで行って来ちゃいました。
またやってほしいなー。

チケットは2500円と若干お高めではありますが、十分にその価値はある仕上がりでした!迷ってる方はぜひ!!
横浜はだいぶ早いうちにグッズ類売り切れてたので早めをおすすめします。

公式トレーラーがいい感じにまとまってるので貼っておきます。
この90秒しか残らないとしたら悲しすぎるなあ…


追記(2016.1.16)
もう一度でいいから見たくなって、横浜での最終上映回に行ってきました。
色々頭に入った状態で見ると、一回目では気づかなかった発見もありました。それはメンバーの表情が、一曲目の一番と二番で全然違うこと!一番を終えて調子がいいとかお客さんの反応がいいとか、もしくはそのどちらもだったのか。二番以降は明らかに全員の表情が柔らかく、楽しそうでした。表情を観察できるのは映像ならではですね。やっぱりこのまま幻になってしまうのはもったいないなあ。